理想の注文住宅を建てたい!打ち合わせで要望をしっかり伝えるための注意点
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渡辺あい
渡辺あい
1級建築士、宅建士。住宅メーカーで営業・設計を経験したのち、海外の日系企業で、建築コンサルトとして従事。現在は、注文住宅や土地探しの記事を中心に、家づくりについて発信している。

理想の注文住宅を建てたいのなら、設計担当者との打ち合わせがとても重要になってきます。打ち合わせで家族の要望をしっかり伝え図面に反映させるには、事前の準備や確認が必要になります。本稿では、理想の注文住宅を建てるための打ち合わせのコツや注意点について解説をしていきます。

目次

  1. 注文住宅の打ち合わせとは
    1. 注文住宅の打ち合わせでは何を話し合うの?
    2. 注文住宅の打ち合わせの流れと場所
  2. 打ち合わせで要望をしっかり伝えるための3つのポイント
    1. 1.事前に家族で話し合っておく
    2. 2.家族の要望、打ち合わせの記録はメモに残す
    3. 3.わからない点は必ず確認する
  3. 注文住宅の打ち合わせの際に心がける3つの注意点
    1. 1.スケジュールや予算は最初に話し合っておく
    2. 2.家で過ごす時間が長い人の意見をできるだけ間取りに反映させる
    3. 3.言葉だけで伝えにくい場合、写真やカタログで伝える
  4. まとめ

注文住宅の打ち合わせとは

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注文住宅を建てる際には、間取りや予算等について設計担当者と打ち合わせを行います。この打ち合わせで家族の要望をしっかり伝えるのが理想の注文住宅を建てるためのコツです。そこでまず初めに、打ち合わせとはどのようなものなのか説明いたします。

注文住宅の打ち合わせでは何を話し合うの?

注文住宅の打ち合わせでは、間取り、予算、外観、内装などについて話し合います。基本的には、注文者の要望を設計担当者が聞いて、それを図面化し図面を見ながら、また修正箇所について話し合うのがおおまかな流れです。途中、予算とのすり合わせもしながら、納得がいく間取りや外装などに仕上げていきます。

図面を担当するのは一般的には設計担当者ですが、営業の担当者が要望を聞いて、図面にしてくることもあります。

注文住宅の打ち合わせの流れと場所

次に、打ち合わせの流れについて解説いたします。

まず、設計の申し込みをします。無料のところがほとんどですが、お金を払い、契約時に契約金の一部に充当する会社もあります。その後の打ち合わせは以下の流れになります。

1.設計担当者が要望を聞き図面を作成
2.何度か打ち合わせを行い、間取りや設備、仕様等を決めて見積もりを出す
3.金額のすり合わせをして折り合うようなら契約

外観や内装などは本契約の前に全て決めてしまうこともあれば、契約後に詳細を決めていくケースもあるなど、ハウスメーカーや設計事務所によっては流れが異なる可能性があります。

打ち合わせの回数は特に決まっておらず、ケースバイケースで業者や設計担当の方針にもよります。複数のハウスメーカーや設計事務所を比較して決める場合は、打ち合わせも並行して行うため、かなり忙しくなるかもしれません。

注文住宅の打ち合わせの場所は、自宅でのこともあれば、展示場やショールームでのこともあります。基本的には担当者と相談して決めますが、平日の夜に打ち合わせをする際には自宅が多いでしょう。

また、それほど多くはないですが、最近では対面の打ち合わせだけではなく、オンラインでの打ち合わせをしているところもあります。

打ち合わせで要望をしっかり伝えるための3つのポイント

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注文住宅の打ち合わせでは、家族の要望をしっかり伝えて、間取りに反映してもらうことが大切です。そのためにはこれから紹介する3つのポイントを押さえておきましょう。

1.事前に家族で話し合っておく

打ち合わせで要望をしっかり伝えるためには、事前に家族で「どんな家にしたいのか」「どんな家に住みたいのか」を話し合いまとめておきましょう。

打ち合わせの場で要望を考えても、なかなか思いつかないことが多々あります。また、1人で考えるより、家族で話し合って考えるほうがいろいろな意見が出てきます。そうした意見を取りまとめ、打ち合わせの際に設計担当者に伝えましょう。

2.家族の要望、打ち合わせの記録はメモに残す

打ち合わせ前に家族で話し合ったことは、しっかりメモしておきましょう。

打ち合わせの際に設計担当に伝えて印をつけていけば、伝え忘れが起きにくいでしょう。また、図面ができたときに、要望が盛り込まれているかチェックすることもできます。

打ち合わせでは家族の要望を伝えるだけでなく、設計担当からのヒアリングもあります。その際、打ち合わせで話し合ったこと、聞き取りをしたことは設計担当が書面に残して渡してくれることもありますが、必要なことは自分でもメモしておくようにしましょう。そして、もらった打ち合わせの議事録(書類)は、抜けがないか必ず確認するようにしてください。

3.わからない点は必ず確認する

打ち合わせの際にわからない点があった場合、そのままにせず必ず質問をして確認しましょう。

特に、標準仕様で含まれているもの、オプションになるものについては確認しておくといいでしょう。価格の提示の際に、本体一式とだけ書いてあり、どれが標準で、どれがオプションかわからないこともあります。確認をしておくと、予算オーバーになった場合に、どこを削ったらいいかの参考にもなります。

また、間取りは比較的時間をかけて確認をしますが、設備や仕様、照明、コンセントなどは、あまり時間をかけないで決めてしまうこともあります。打ち合わせの後でかまわないので、図面や設備・仕様リストなどを見ながら、確認するといいでしょう。

注文住宅の打ち合わせの際に心がける3つの注意点

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最後に、注文住宅の打ち合わせをする際に心がけておく3つの注意点について解説をします。

1.スケジュールや予算は最初に話し合っておく

スケジュールや予算については、最初に担当者と話をしておきましょう。

より良い間取りにしたい、要望を全て盛り込んだ設備、仕様にしたいと思うと、どうしても打ち合わせの回数や時間、そして、金額が増えていってしまうものです。

いつまでに住みたいか、それに合わせて、いつまでに何をどのぐらい決めておかなければいけないか、まずスケジュールを確認するようにしてください。

また、注文住宅を建てる方の多くが、要望を盛り込んだ結果、打ち合わせの途中で予算をオーバーしてしまう傾向にあります。予算の上限は必ず決めておくようにしましょう。

余談ですが、ハウスメーカーなどは9月や3月が決算期になり、なんとか期末に間に合うように契約をしたがる営業担当もいます。その場合、急いで決めないといけないことが多いですが、この時期は値引きの額が大きくなるので、おすすめの時期でもあります。

2.家で過ごす時間が長い人の意見をできるだけ間取りに反映させる

一般的に、家族で家にいる時間が一番長いのが女性ということはよくあります。家で過ごす時間が長い人の意見は、できるだけ間取りなどに反映させましょう。

赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭では、打ち合わせの途中で家族の誰かが子どもの世話で席を外さないといけないことがあります。その際、席を外すのが女性であるケースことが多いと予想されます。

後で、「そんな話は知らない、聞いてない」とならないよう、席を外している間の話の内容については打ち合わせ後でもいいので伝えるようにしましょう。

3.言葉だけで伝えにくい場合、写真やカタログで伝える

イメージに近い住宅の間取りやインテリア、外装などが載った雑誌やカタログ、Webサイトなどがあったら、設計担当に渡すようにしましょう。

言葉だけだとなかなかイメージが伝わりにくい部分も、写真や画像があることでうまく伝わります。最近では、外観や内装などはCGで見せてくれるメーカーや設計事務所も多いです。実際に見るとイメージもわきますので、ぜひ活用してみてください。

ショールームなどで見る壁紙やフローリングなどのサンプルは小さいものが多いです。しかし、面積が大きくなると、印象もまた変わるので、できるだけ大きなサンプルやカタログ、実例なども見ながら確認するようにしましょう。

設計担当が作った図面に何度も意見をいうのは苦手という人がいるかもしれません。しかし、お客様の理想の家をデザインするのが設計の仕事ですから、遠慮せずはっきり意見を伝えましょう。

設計の担当者にしてもはっきりといってもらったほうが間取りの修正もしやすいというものです。イメージのずれや違和感はしっかり伝えるようにしてください。

まとめ

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理想の注文住宅を建てるための打ち合わせのコツや注意点について解説をしてきました。以下に要点をまとめておりますので、ぜひお役立てください。

打ち合わせは事前の準備が重要になってきます。まずは家族でしっかり話し合い、できるだけイメージを具体的にしましょう。

【大まかな打ち合わせの流れ】
・設計担当者が要望を聞き図面を作成
・何度か打ち合わせを行い、間取り、仕様、設備を決め設計担当者が見積もりを出す
・予算をすり合わせる
※ハウスメーカーや設計事務所によって流れが異なることもある

【設計担当者との打ち合わせの前の事前準備】
・どのような住宅にするか家族と話し合っておく
・話し合いの内容はメモに残しておく

【要望をしっかり伝えるための3つポイント】
1.事前に家族と話し合っておく
2.話し合った内容は必ずメモに残す
3.わからない点は必ず設計担当者に確認をする

【打ち合わせの際の心がける3つの注意点】
1.スケジュールや予算は最初に担当者と話しておく
2. 家で過ごす時間が長い人の意見をできるだけ間取りに反映させる
3.言葉だけで伝えにくい場合、写真やカタログで伝える

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