注文住宅の満足度は施工会社で決まる!失敗しないパートナーの見分け方10選
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武井利明
武井利明
住宅メーカーに約20年営業職で勤務。現在は住宅専門ライターとして住まいの選び方、土地の選び方、ローンを含めた資金計画、プラン、メーカー比較、リフォームなど、幅広いテーマで多数のメディアに執筆。人気動画サイトの住宅系動画脚本なども手がける。営業マン時代に培った知識と経験を生かし、これから家を建てる方の悩みや疑問、不安を解決する記事を得意としている。

注文住宅は頼む施工会社によって、満足できるか失敗するかが大きく変わります。しかし注文住宅を建てるのが初めてだと、どのように施工会社を選べば良いかわからないという方が大半ではないでしょうか。ここでは満足度の高い施工会社を見分ける10のポイントを紹介します。大切な家づくりを任せるパートナーを探すため、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 施工会社を見分けるポイント1:高気密・高断熱か
  2. 施工会社を見分けるポイント2:家計に優しい家か
  3. 施工会社を見分けるポイント3:本物の自由設計か
  4. 施工会社を見分けるポイント4:地震に強いか
  5. 施工会社を見分けるポイント5:明確な見積りか
  6. 施工会社を見分けるポイント6:保証が充実しているか
  7. 施工会社を見分けるポイント7:ワンストップ対応か?
  8. 施工会社を見分けるポイント8:アフターサービスは丁寧か
  9. 施工会社を見分けるポイント9:豊富な実績があるか
  10. 施工会社を見分けるポイント10:全力で夢を実現してくれるか
  11. 選び方を知れば満足度の高い施工会社は必ず見つかる

施工会社を見分けるポイント1:高気密・高断熱か

初めに確かめたいのが、高気密・高断熱の家かどうかです。高気密・高断熱の家なら夏は涼しく冬暖かく、しかも家中どこにいても温度差のない快適な家になります。

高気密・高断熱かどうかは、断熱材に注目するとわかります。一般的には綿布団のようなグラスウールやロックウールといった断熱材が使われます。しかしこれらは熱や湿気で、徐々にすき間やずれ落ちが起き断熱性が落ちてしまうことがあります。

一方で泡を吹き付けて固める発泡ウレタンなら、高い耐久性のおかげで年数がたっても高水準の断熱性能を保ちます。快適な家にするために断熱材に注目し、高気密・高断熱な家を選ぶようにしましょう。

断熱材 特徴
グラスウール ガラス繊維でできた綿状の素材。建築現場、家庭などから回収される資源ごみからなるリサイクルガラスを使用している。価格が安い。
ロックウール 玄武岩などの天然岩石や、鉄を作る際に出てくる高炉スラグが原料の人造鉱物繊維。断熱性が高く、湿気・騒音強く、特に火災に強い。
発泡ウレタン ウレタン樹脂にフロンガスなどを加えて発泡させた断熱材。夏は涼しく冬は暖かい。薄くても高い断熱性を誇る。また防音性も高く防音材としても使用される。

施工会社を見分けるポイント2:家計に優しい家か

満足度の高い家かどうかは、維持費が家計に優しいかも大切なポイントです。せっかくすてきな家ができても、維持費がたくさんかかれば生活の大きな負担になるからです。

特に冷暖房の電気代は、施工会社によって大きく変わります。例えば発泡ウレタンを断熱材に使用している次世代住宅は、旧省エネ基準の家と比べ年間の冷暖房費がおよそ1/3で済みます。さらに比較的断熱性能の高い新省エネ基準の家と比べても、約半分の冷暖房費しかかかりません。

家は長く住むため、維持費の違いは一生積み重なります。住み始めてから家計の負担にならないように、電気代がどれくらいかかる家か必ず確かめましょう。

施工会社を見分けるポイント3:本物の自由設計か

満足度の高い家にするには、本物の自由設計の家がおすすめです。なぜなら、すでに決まった数種類のプランから選ぶ企画提案型の設計では、自分たちの希望が十分にかなわない可能性があるからです。

本物の自由設計の家ならお客様とゼロからプランを作るため、思い描くイメージやライフスタイルにぴったりの家を作ることができます。打ち合わせの時間はかかるかもしれませんが、完成したときの喜びは格別です。

自由設計の家はデザインのバリエーションも豊富で、しかもさまざまな敷地にも対応できるなど多くのメリットを持ちます。一生の住まいを建てるならぜひ、本物の自由設計の家を選びましょう。

施工会社を見分けるポイント4:地震に強いか

地震に強い家を建てるなら、耐震だけでなく制震も備える施工会社をおすすめします。耐震に制震が加われば揺れが軽減され、住む人がケガをしたり建物の内外装が損傷したりするのを防ぎやすくなります。

耐震は家を強く作り、大地震が起きても倒壊を防ぐという地震対策です。しかし耐震だけでは揺れそのものが減るわけではありません。

一方制震は揺れを吸収する装置を家の構造部分に組み込みます。地震の揺れを減らすことで人が転倒したり、家の外壁や壁紙が割れたりするのを最小限にできるのです。

地震に強い家を作る施工会社を選ぶためには、耐震とともに制震も取り入れているかを確かめるようにしましょう。

【耐震・制震・免震の違い】

地震対策の技術 特徴
耐震
(揺れに耐える)
・建物の強度を高めて揺れに耐える
・戸建て住宅の大半で採用されている
制震
(揺れを吸収する)
・建物にオモリやダンパーを組み込み揺れを吸収する
・建物のダメージを抑えて継続使用が可能に
免震
(揺れを受け流す)
・免震装置を組み込み地盤と建物を切り離し揺れを吸収する
・マンションなど高層の建物で採用されている

施工会社を見分けるポイント5:明確な見積りか

注文住宅では見積り項目の使い道や、費用の根拠を明確に説明してくれる施工会社を選びましょう。説明があいまいな業者を選んでしまうと、契約後に追加費用が発生し予算オーバーになる恐れがあるからです。

見積り項目の説明が不十分ということは、その金額もあいまいな可能性があります。すると契約して工事を始める段階になって、金額が変わってしまうかもしれません。あまりにも金額が増えれば、支出が多くなったりローンの支払いが増えたりしてしまいます。

予定していた資金計画で安心して家づくりを進めるために、見積り項目をしっかり説明し金額の根拠が明確な施工会社に任せるようにしましょう。

施工会社を見分けるポイント6:保証が充実しているか

施工会社を選ぶときは、保証がどれくらい充実しているかも確かめましょう。家の保証が1つではなく、さまざまな保証を用意して引き渡し後の家を手厚くケアする会社がおすすめです。

住宅かし保険に加入している施工会社なら、家の修理費用が保険金で支払われます。これにより施工会社の資金不足や、倒産で修理を受けられないという事態を防げます。また地盤保証システムを採用している家なら、不同沈下などが起きても長期に保証されるのです。

他にもシロアリや防水工事など、家の保証にはいろいろな種類があります。しかしどこまで保証するかは施工会社によって異なります。住んでからもしっかり対応してくれる会社の目安として、どんな保証を用意しているか確認すると良いでしょう。

施工会社を見分けるポイント7:ワンストップ対応か?

大切な家づくりを任せるなら、設計・施工からアフターサービスまでワンストップで行う施工会社が理想です。ワンストップとは1ヵ所ですべて行うという意味で、任せた施工会社がすべてサポートするため非常に安心感があります。

しかし施工会社のなかには契約から設計までを請け負い、工事は別の会社に委託するところがあります。あるいは引き渡しでの登記や保険手続きは、お客様が手配しなければならない会社もあります。任せる相手がバラバラでは、しっかりと家づくりが進むか不安になります。

一方ワンストップの施工会社なら、すべてを責任持って担当してくれます。わからないことばかりの家づくりでは、ワンストップの施工会社を選んだほうが失敗を防げるといえそうです。

施工会社を見分けるポイント8:アフターサービスは丁寧か

施工会社を検討するときは、アフターサービスはどのように行われるかしっかり確かめましょう。家は長く住むものであり、アフターサービスの丁寧さで家の満足度は変わるからです。

施工会社のなかには、引き渡した後はアフターサービスを別会社に引き継ぐところがあります。しっかり対応してくれるかもしれませんが、できれば家の作りを熟知する建てた会社に対応してほしいところです。

逆に引き渡し後の点検は第三者機関の公平な目で行い、メンテナンスは自社で対応するという丁寧な施工会社もあります。アフターサービスは任せる施工会社によって異なるため、引き渡した後も責任を持って対応してくれるかはしっかり確認しておきましょう。

施工会社を見分けるポイント9:豊富な実績があるか

満足できる施工会社か見分けるには、実績が豊富かもチェックしましょう。豊富な家づくりの経験があれば、たくさんノウハウが詰まった家を提案してもらえます。

また多くの引き渡し済みのお客様がいれば、紹介や口コミなどで新しいお客様が増えていきます。家づくりを任せる人が増えれば、その施工会社は将来も残り続け末永くアフターサービスなどのケアをしてもらえます。

豊富な実績を持つ施工会社は、家づくりにおいて多くのメリットをもたらしてくれます。住まいのパートナーを検討するときは必ず実績を確かめ、たくさんのお客様のお手伝いをしてきた施工会社を選ぶようにしましょう。

施工会社を見分けるポイント10:全力で夢を実現してくれるか

満足度の高い家を作る施工会社に一番必要なのは、お客様の夢を実現しようという熱意です。もし「こんな家に住みたい」「こんな生活がしたい」という夢がかなわなければ、心の底から満足できる家とはいえないのではないでしょうか。

いくら最新設備の家でも、思い描いていたデザインとまったく違う家ではとても残念な気持ちになります。あるいは金額が安く済んでも、希望していた快適さがない家なら後悔してしまうかもしれません。

お客様の希望をかなえるには、課題を乗り越えなければいけないこともあります。しかし粘り強く夢を実現しようとする熱意が施工会社になければ、満足できる家を作ることはできません。

家づくりにお客様以上の熱意が感じられる施工会社を選ぶことが、満足度の高い家を実現する最大のポイントといえそうです。

選び方を知れば満足度の高い施工会社は必ず見つかる

家は多くの方にとって、一生でもっとも高い買い物といわれます。それを満足できるものにするには、施工会社選びがとても大切です。確かに注文住宅の施工会社はとても多く、迷ってしまう方も多いと思います。

しかし選び方を知っていれば、満足度の高い家づくりをする施工会社は必ず見つかります。お伝えした選び方を参考に、まずは気になる施工会社の話を聞きに行ってみましょう。

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