注文住宅で建てる「家族とペットが幸せに暮らす家」
(画像=NDABCREATIVITY/stock.adobe.com)

お家時間が増えた社会情勢を反映してペットを飼う人が増えています。しかし、飼いたくても集合住宅ではペットを飼える物件は少数という現実があります。一戸建てでペットと暮らすには、注文住宅が最適です。注文住宅には管理規約がないので安心してペットを飼うことができます。そこで本稿では、ペット飼育の現状とあわせ、犬と猫それぞれが暮らしやすい家について考察しております。

目次

  1. 世論調査で見るペット飼育の現状
  2. 注文住宅のメリットは管理規約がないこと
  3. 犬が暮らしやすい家
    1. ドッグラン
    2. 室内を自由に動き回れる回遊導線
    3. 外の様子が見える見晴らし窓
    4. 水飲み場
    5. 足洗い場
  4. 猫が暮らしやすい家
    1. キャットウォーク
    2. 陽だまりスペース
    3. 爪とぎ場
    4. 室内ペット用ドア
    5. 猫用自動洗浄トイレ
  5. ペットを見守るシステムもある
  6. 注文住宅で家族とペットが幸せに暮らす家を実現

世論調査で見るペット飼育の現状

コロナ禍によって巣篭もりで家にいる時間が長いことで、ペットを飼うことで心を癒されたいと思う人が増えているといわれます。ペット飼育の現状はどうなっているのでしょうか。世論調査から見てみましょう。

一般社団法人ペットフード協会が2016〜2020年の5年間に20〜79歳を対象に調査した結果を「令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査」としてまとめています。それよると、全国で犬を飼っている世帯は約680万世帯で、全世帯のうちの11.85%、猫を飼っている世帯は約550万6,000世帯で9.6%という割合になっています。

なかでも注目したいのが新規飼育者飼育頭数の数字です。2020年に新しい飼育者が新規に飼い始めた犬の頭数は46万2,000頭で、前年より14.4%増加。猫の新規飼育頭数は48万3,000頭で前年より16.1%増加しています。

令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査
(画像=令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査)

※青が犬、黄色が猫
(引用:一般社団法人ペットフード協会 令和2年 全国犬猫飼育実態調査

また、2020年にペットを飼い始めた理由としては以下のようになっております。

  • 犬を飼い始めた理由
    1位:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから(33.8%)
    2位:生活に癒し・安らぎが欲しかったから(32.3%)

  • 猫を飼い始めた理由
    1位:生活に癒し・安らぎが欲しかったから(31.1%)
    2位:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから(19.7%)

2020年にコロナ禍が始まったことで自宅時間が増え、ペットを飼い始める人が増えたという見方は間違いないようです。

注文住宅のメリットは管理規約がないこと

同じく「令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査」によると、ペットを飼いたいと思いながらも飼育していない理由として最も多いのが犬猫ともに「集合住宅に住んでいて禁止されているから」という答えです。

マンション・アパートなどの集合住宅には管理規約があるため、募集広告に「ペット可」となっていない限り飼育は難しいと考えたほうがよいでしょう。一戸建てであっても、賃貸の場合は大家さんの方針でペットが禁止されている可能性があります。

やはり安心してペットと暮らすには注文住宅が最適です。注文住宅には管理規約がないというメリットがあるほか、他の住人を気にする必要がありません。また、犬や猫の特性に合わせた家に設計することも可能です。

それでは、犬や猫にはどのような特性があるのでしょうか。犬と猫では性格や習性が異なるので、それぞれ暮らしやすいポイントを押さえて設計するとペットに喜ばれる家になるでしょう。

犬が暮らしやすい家

はじめに、犬が暮らしやすい家を考えてみましょう。ポイントは「動き回れること」です。活動的な犬には以下のような設備があると理想的です。

ドッグラン

基本的に犬は動き回ることが大好きです。毎日の散歩はもちろんのこと、お庭のスペースに余裕があれば芝生を敷いたドッグランをつくってあげると運動になってストレスが解消できます。

室内を自由に動き回れる回遊導線

LDKから廊下までを自由に回遊できるような導線を確保すると、室内でも元気に過ごせます。雨が強くて散歩に行けないときでも運動不足を解消することができるでしょう。

外の様子が見える見晴らし窓

犬の目線で外の様子が確認できるような見晴らし用の窓をつくってあげると喜ぶでしょう。家族が帰ってきたときにお出迎えに来てくれるなんてことがあるかもしれません。

水飲み場

活動的な犬は喉も渇きやすいので、自由に水分を補給できる場所をつくることが必要です。1階だけでなく2階にもつくってあげれば、いちいち階段を昇り降りする必要がなくなります。

足洗い場

散歩に行ったあとやドッグランで遊んだあとは、足を洗う場所を用意する必要があります。玄関わきに足洗い場を設ければ、夏場などは水浴びをさせることもできます。

猫が暮らしやすい家

それでは猫を飼う場合はどうでしょうか。ポイントは「高い場所と暖かい場所」です。動きがしなやかな猫にとって以下のような設備があると暮らしやすくなるでしょう。

キャットウォーク

猫は高いところにのぼるのが大好きです。部屋の高い場所にキャットウォークと呼ばれる専用の通路をつくってあげると猫が喜ぶ遊び場となるでしょう。

陽だまりスペース

猫は暖かい場所を好みます。窓辺に外を観察したり、お昼寝できるスペースをつくってあげると、猫がゆったり過ごすことができます。

爪とぎ場

忘れてはならないのが爪とぎ場の設置です。猫は硬くて安定した場所で爪とぎをする習性があります。設置を忘れてしまい、壁紙や家具で爪とぎをされて傷だらけになっては困るというものです。専用の爪とぎ場所は必ず設置しましょう。

室内ペット用ドア

猫が別の部屋に通り抜けできる専用のドアを設置してもいいでしょう。ロック式のドアもあるので、外出時に猫に入ってほしくない場合はロックしておくことができるので安心です。

猫用自動洗浄トイレ

猫専用のトイレユニットもあります。猫の動きをセンサーが感知して猫トイレパンを自動で洗浄します。シャンプーとシンクが一体になっているタイプもあります。

代表的な設備を5つずつ紹介しましたが、これらを揃え犬や猫が喜ぶ設計にするには注文住宅以外では実現が難しいでしょう。集合住宅や戸建賃貸では退去するときに原状回復義務があるため、ペット用に改修すると原状回復させるのに手間や費用がかかってしまいます。

庭のみで飼う番犬ならともかく、部屋で寝食をともにするペットを飼うには注文住宅を建てるのが最適といえます。

ペットを見守るシステムもある

ペットを飼っていて心配なのは、ペットを残して外出・外泊をしなければならないときです。1泊2日の旅行に行くときなどは、長時間ペットに留守番させることになるので心配な方も多いでしょう。防犯も含め安心して家を空けるために、IoT技術を活かして外出時に部屋のなかやペットの様子を見守るシステムもあります。

株式会社アイテムは「Peace Eye」は、室内にセンサーやカメラを設置することで、温度・湿度・人感・動き(明るさ)・音の変化を検知してスマートフォンのアプリやメールに通知するサービスを提供しています。

室内の様子はスマートフォンでライブ視聴できるので、例えば外出先で確認したところ、ペットの猫が体を丸くしていたので、室温が低すぎるのではないかと思えたら、エアコンの暖房を離れていてもつけることが可能です。

注文住宅で家族とペットが幸せに暮らす家を実現

子どもがいる家庭であれば、ペットを育てることは良い情操教育になることでしょう。もし、子どもが「ペットを飼いたい」いいだしたら、親としてもその思いを大事にしてあげたいところです。

子どもはペットと触れ合うことで豊かな感情が育まれます。さらに、ペットの世話をすることで他者のことを思いやって行動する習慣が身につくなど、ペットの飼育は子どもの成長にプラス面が多いといえます。

「ペットは家族の一員」とよくいわれます。長く飼うほど愛情が深くなり、家族にとってなくてはならない存在となります。家族の一員である以上、ペットにとって暮らしやすい家にしてあげるのは当然の思いでしょう。

集合住宅や戸建賃貸では管理規約という高いハードルがあります。注文住宅で「家族とペットが幸せに暮らす家」を実現し、充実したお家時間を過ごされてみてはいかがでしょう。

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