注文住宅で理想の和風住宅を建てるために押さえておきたいポイント
(画像=Tsuboya/stock.adobe.com)

洋風住宅が全盛のいま、住宅展示場で和風住宅を見かけることも少なくなりました。しかし、和室のある和風住宅に憧れを持つ人は多いでしょう。和風住宅を建てる夢は、注文住宅によって叶えることができます。本記事では、注文住宅で理想の和風住宅を建てるために押さえておきたいポイントを紹介します。

目次

  1. 和風住宅は注文住宅で建てたほうがよい理由とは?
  2. 和風住宅のメリット・デメリット
  3. 和風住宅に現代的機能をプラスした「和モダン住宅」も人気
  4. 和風住宅でもバリアフリー化は可能
  5. ハウスメーカーを選ぶときのポイント
  6. ハウスメーカーと相談して理想の和風住宅を建てよう

和風住宅は注文住宅で建てたほうがよい理由とは?

理想の和風住宅を建売住宅から探すのは極めて難しいといえます。洋風住宅であれば物件の絶対数が多いので理想に近いものがあるかもしれません。しかし、和風住宅は選択できる物件数が少ない状況です。住宅展示場を見れば一目瞭然です。

「さいたま新都心コクーンシティ住宅展示場」にある展示住宅の内訳を見てみると、オープン予定を含む28棟の住宅のうち、外観や内装も含め完全に和風住宅といえるのは住友林業1社のみとなっています(2021年6月5日現在)。

やはり多くの需要が見込めるのは洋風住宅のようです。需要の比率からいえば、建売住宅も同じような状況と考えることができます。以上のような理由から、理想の和風住宅に住むには、建売住宅のなかから探すよりも注文住宅によって希望のプランで建てるほうがよいと思われます。

和風住宅のメリット・デメリット

和風住宅のメリットは自然素材の木材や畳を使って快適な空間を実現できることです。畳や塗り壁は湿度が高いときは湿気を吸い、低いときは湿気を放出するという作用があります。和風住宅には、日本の風土にあった工夫が施されていることが大きなメリットだといえます。

一方デメリットは、平屋建ての和風住宅を建築する場合、ある程度広い敷地が必要になることです。庭も一定の広さが必要でしょう。また、洋風住宅に比べてやや建築費が割高になる点もデメリットです。

屋根を瓦にする、内装もすべて和風にするなど様式美を追求するとコストがさらに割高になる場合があります。障子や襖などで部屋を区切る和風住宅は、気密性・断熱性・防音性が低いというデメリットもあり、洋風よりもそれらの対策に工夫を凝らす必要があります。

では、これらのデメリットを和らげる工夫として、どのような建築方法があるかを次に紹介します。

和風住宅に現代的機能をプラスした「和モダン住宅」も人気

様式美にこだわった純和風住宅も趣があって素敵ですが、二世帯住宅や多世帯住宅で家族が多いと和風のみでは意見がまとまらない場合もあるでしょう。そこで最近人気になっているのが「和モダン住宅」です。和モダン住宅とは、日本らしさと欧米スタイルを併せ持った住宅のことをいいます。

洋風住宅のなかに和風要素を取り入れる場合や、和風住宅のなかに現代的な機能を取り入れる場合など多彩なパターンがあります。

和モダン住宅の外観施工事例を見ると、平屋建ては純和風の外観が多く、2階建ては洋風を交えた外観が多いという傾向があります。内装に関しては洋風のリビングスタイルであっても、木の温もりを感じさせるような材質やデザインにすることで和の趣が出る場合があります。

フローリングのリビングの一部を小上がりの座敷にするのも和モダン住宅のスタイルです。和モダン住宅にすることで気密性・断熱性・防音性が向上します。

また、2階建てならさらにバリエーションが豊富になります。たとえば1階は高齢者向けに和室を中心にした和風の造りにして、2階は子ども部屋や寝室など機能的な洋室にするという間取りも考えられます。

注文住宅であればいかようにもレイアウトは変えられるので、家族みんなが納得するスタイルを求めるのもよいでしょう。

【タツミプランニングの施工例】
MEGURO Ⅱ/茶室のある、ナチュラルモダンな家
白根の住宅
ISOGO -磯子区の邸宅-
KITAKAMAKURA -北鎌倉-

和風住宅でもバリアフリー化は可能

高齢化社会が進む日本において、住宅をバリアフリー化したいと願う家庭は多いでしょう。総務省が発表した「平成30年住宅・土地統計調査」によると、65歳以上の高齢者がいる世帯のうち、一定のバリアフリー化を行っている世帯の割合は42.4%となっています。

これからの高齢化社会を考えると比率はさらに高くなっていくことが予想されます。家族に車椅子の利用者がいる場合、段差があると介助して越えなければならず、お世話をする人の負担が大きくなります。高齢者が杖をついて歩くにしても段差が危険なことに変わりはありません。将来を考えるとバリアフリー導入は検討したい項目といえます。

和風住宅でもバリアフリーにすることは可能です。車椅子で邸内を回遊できるように、和室以外のリビングや通路をフローリングにすることで移動がスムーズになります。トイレも建売住宅では決ったサイズになりますが、注文住宅なら広めのスペースを確保することができます。車椅子利用者の導線に合わせて設計できることも注文住宅のメリットです。

ハウスメーカーを選ぶときのポイント

和風住宅の建築においてハウスメーカー選びは極めて重要です。費用面、機能性、デザインなどがハウスメーカーの選び方によって違う結果になるからです。また、実績が豊富なことも大切になります。

まず、基本的に予算が決っていますので、予算の範囲内で最高の住宅を建ててくれるハウスメーカーを選ぶ必要があります。希望のプランに沿って見積もりを出してもらいますが、予算を大幅にオーバーするハウスメーカーは避けたほうがよいでしょう。希望に沿いつつ予算内に収めてくれる誠実なハウスメーカーなら安心して任せられます。

実績を調べるためにはホームページのチェックも参考になります。施工事例を多く公開しているハウスメーカーであれば、和風住宅の事例がある可能性が高くなり、イメージに近いプランを立てやすくなります。逆に施工事例が少ない場合は、あまり実績がないハウスメーカーという可能性もあるので注意が必要です。

もう1つ、地域の評判が良いハウスメーカーを選ぶのも有効な方法です。地域密着で施工しているハウスメーカーは、地域の風土や気候の特徴などを理解しています。また住民性も熟知しているため、地域の人から評価される住宅を建ててくれる可能性が高いといえます。

【ハウスメーカーを選ぶときのポイント】

  • 実績が豊富
  • 予算の範囲内の見積もりを出してくれる
  • Webなどに施工事例を多く公開している
  • 地域密着している

ハウスメーカーと相談して理想の和風住宅を建てよう

どのような住宅にするかは、家族の話し合いって決定されることでしょう。いろんな意見が出て収拾がつかなくなることもあるかもしれません。そのようなときに、よき相談役となり、またまとめ役として活躍してくれるのがハウスメーカーのスタッフです。家族のそれぞれの夢や希望をヒアリングし、ハウスメーカーが設計をとおして具体化していきます。

そのため担当者との相性は大切だといえます。対応が誠実である、話しやすい雰囲気があるなど、家づくりのパートナーとして相応しいと思える担当者を選ぶようにしましょう。

その場合、担当者がどこまでの範囲に関わってくれるのかによって変わってきます。設計までは関わらないのであれば、設計士との相性も大切になってきます。

注文住宅なら家族の希望を可能な限り取り入れることができます。ハウスメーカーと相談して、家族で理想の和風住宅を目指してはいかがでしょうか。

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